膝が痛い!子どもが膝下側を痛がった場合の原因と対策は?

子どもたちに膝が痛いと言われたら

指導中に子どもたちの膝が痛い!と言われたことはありませんか?

これ、結構あると思うんですよね。私自信、小学生の時に、急に足が痛くなって、

病院で膝付近の筋トレみたいなことをさせられたことがあります。

子どもたちに膝が痛いと言われたとき、

私たち指導する側は、どのように接するのが正しいのでしょうか?

膝の下側が痛いと言われたら、オスグッドの可能性も

オスグッド・シュラッター病、通称オスグッド。

今でこそ、オスグッドは成長痛とは違いますよ!!

という声が様々なところで上がっていますが、私が子どもの頃は、

「成長痛ですね。休めば治りますが、筋力を上げましょう。」的な流れで

筋トレとなりました。(ドクターの言葉は小学生だったのでうろ覚え)

オスグッドの原因は、というと、このイラストで言うところの、
じん帯の頸骨側の付け根部分にあります。
子どもの頃は、まだ骨が柔らかく、激しい運動をすると、
この付け根部分に炎症がおき、痛くなるというものです。

治し方としては、運動しない事が一番。ということになるのですが、
小学生に、数か月運動するな!というのは非常に酷ですし、
本人がやる気を失ってしまいます。

ストレスが原因の場合もある

ストレスがたまると、人間の脳は痛みに弱くなると言われています。
何故なら、痛みを抑える脳内物質であるドーパミンが、
ストレスによって分泌が抑えられてしまうからです。
子どもの場合は、大人に比べてパワーセーブという感覚が弱いため、
思った以上に体を使っていることが多いです。
普段はドーパミンのおかげで痛みを感じていないのが、
ストレスのせいで感じるようになる、ということですね。
特定の日に痛みを発する場合や、何か特別なことが起こった期間に痛みを訴える場合は、
このストレスの場合が多いかもしれません。

とりあえず休んでおけ!と言っていませんか?

これ、言われる方は意外ときついことがあるんですよね。
要は、放っておかれた感じになるのと、どこから練習に戻ればいいか、
自分から言い出すことが難しい感じになる。
「さぼりと思われないかな」ということも、ポイントです。

出来ることなら、一度練習をメンバーのみに任せてでも、
指導者側で状況を把握し、できる練習を提供したり、
休憩時間を相談して決めたり、子どもの立場で考えてあげたいところですね。

例えば、


この練習は膝に負担がかからない練習と言えます。

また、基本的には急激な動きを取らなければ良いということなので、


この練習の前半部分のように、感性を鍛える練習をしてもいいと思います。
さらに言えば、ピッチャーが投球練習をしていれば、
打席にたって動体視力を鍛えたり、選球眼を養ったりすることもできますし、
上達につなげられることはたくさんあるんだ、
ということを教える側が意識しておかないといけませんね。

病院に行け!というのも、子どもにとっては恐ろしいことなので、
ここも、ちゃんと様子を見ながら、親御さんと連携をとって、
気にする素振りが続けばちゃんと連れて行ってあげることかなと思います。

少年野球や少年ソフト、考えれば考えるほど、指導する側は気を付けることが
たくさんあるんだなと実感します。

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