野球やソフトボールの守備練習!フライでのバンザイを改善する!

小学生の野球やソフトボールで、特に個人差が出やすいのがフライの守備です。
特に、高いフライに対してバンザイをしてしまう子は、
高学年になっても結構いると思います。

バンザイのクセは治るのか?

結論から言えば、治ります。
治る、というよりも、正確に言えば捕球するための能力は会得できる。
と言った方が正しいと思います。

バンザイをしてしまう子は、落下地点がどこになるのか、ということを
認識する能力がまだ未発達な場合が多いです。

落下地点認識能力が未発達な子は、
ボールが当たることを恐れてグローブを遠くに出して
危険を回避しようとする動きをします。
しかしながら、その動きをしているうちは、
正確な落下地点を認識することが出来ません。

ですので、その能力が向上するように、
少しずつ練習を積み重ねていくことが大事です。

どうすれば落下地点認識能力がアップするか?

1.柔らかボールをヘディングする練習
まず、当たってもいたくない、柔らかいボールを準備します。
100均で売っているようなものでも構いませんが、
大きさが野球なら野球ボール、
ソフトボールならソフトボールに近いものを準備した方が、
効率よく練習ができます。

ちなみに、私はこのボールを使っています。

12インチ=三号ボールの大きさです。
これ、大学生のころに、初心者向け練習のためにスポーツ用品店で購入してきたものです。
二号ボールの大きさの11インチと、軟式野球向けの9インチもあります。
最近はどうも手に入れにくくなっているようで、店頭で見かけません。
大きさが一緒であれば、どれでも練習になりますので、
無理に探すよりも、サイズが近いおもちゃのボールを見つけてくる方が
効率がよいかもしれませんね。

※2019年7月22日追記======
Amazonで販売されていました!
しかも、2号ボールサイズがありましたので掲載しておきます。
一個だけ購入の場合は条件を確認してください!
チームで必要な場合は6個入りもあります。

私の緑ボールは、2つのうち1つがボロボロになったのと、
もう1つは息子が友達と遊びに使って森にホームランして紛失。
新しく入部した子の練習用に、私は別のボールを購入しました。
しかしその後に11インチがあることが判明。。。
この記事書いた当時は、見つからなかったんですけどね、、、
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練習方法は、というと、
前後左右に軽くフライを投げ、落下地点に入りヘディングをする、
という、とても単純なものです。
最初は、移動距離が1mくらいからスタートすると良いでしょう。
グラブを帽子につけて取るように指導してもいいのですが、
どうしてもグラブが離れてしまう子がいることと、
ヘディングの方が遊び要素が強くて、
小さい子が特に熱を入れてやってくれることから、
私はヘディングを採用しています。

ヘディングができる=落下点に入れる、さらに、ボールが見えている
ということになりますから、フライの高度を段々と上げ、
上下左右のふり幅を大きくしていくことで、
フライをキャッチする能力は段々とついていきます。

注意した方がよいのは、ヘディングの瞬間に、頭を下げたり、
目を思い切りギュっっとつむったりしていないかということを
確認することです。

落下していくるボールに対する恐怖心をなくすためのトレーニングですので、
趣旨を子どもにしっかり説明しながら実施したいですね。

2.半身で後方に軽く走りながらボールをキャッチする練習
半身で捕る練習といえば、アメリカンノック(ダッシュしながら受けるノック)が
一般的な気がしますが、この練習をする前に、
基本的に半身で追いながら捕球する能力がどのレベルにあるか?
ということを、一人一人見てあげることが重要です。
最初はボールを投げる人と同じラインから軽く走り、
5m先でフライを捕球するくらいのレベルからが良いです。
慣れてきたら、軽い走りからダッシュへ移行、
距離もどんどん伸ばしていくとよいです。

この時、右の半身も、左の半身も、どちらも同じレベルで
練習を積んでいくとよいと思います。

注意点としては、半身できっちり追えているか、
コーチがきちんと確認していくことです。
良くあるのが、半身で最初は走り始めますが、
ボールが投げられるとなぜか背面走りになってしまうというもの。
バンザイをしてしまうことが多い子ほど、この傾向が強くなります。

どのタイミングでこの練習を取り入れるか?

半身で動く、落下点を判断して動くということは、
野球の試合において必ずどのポジションでも発生する動きとなります。
キャッチボールやノックを長時間やるよりも、
こういった練習を時間を区切って
継続的に取り組んでいく方が効果的だと思います。

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