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はじめまして。
当ブログをご覧いただきありがとうございます。
このブログを運営しているUrinoki) です。
少年野球・ソフトボールに関わる中で、
ずっと心に引っかかっていたことがあります。
それは、
「不器用な子ほど、練習の中で何もできない時間が増えてしまう」
という現実です。
「自然とできる子」を基準にした練習への違和感
少年野球やソフトボールの現場では、
無意識のうちに 「最初からある程度できる子」 を基準に
練習が組まれることが少なくありません。
- キャッチボールができる前提
- 一度見せれば理解できる前提
- ボールが怖くない前提
でも実際には、
不器用な子・怖がりな子・体の使い方が分からない子 はたくさんいます。
それにもかかわらず、
同じ練習、同じ距離、同じテンポで進んでいく。
私はその光景に、
強い違和感を覚えてきました。
野球・ソフト特有の「もったいない時間」
野球やソフトボールは、
どうしても 待ち時間が長くなりやすいスポーツ です。
- ボールがなかなか飛んでこない
- 打つ順番を長く待つ
- 気づけば、ぼーっと立っている時間が増えている
特に不器用な子ほど、
「やっと来た1回」で失敗し、
そのまままた長い待ち時間に戻っていきます。
この時間の積み重ねが、
差を広げる最大の原因 だと感じています。
「練習しているはずなのに、
実はほとんど触れていない」
それは、あまりにももったいないことです。
練習の工夫で、差は縮められる
不器用な子は、
能力が低いわけではありません。
ただ、
スタートラインが少し後ろにあるだけ です。
✔ できる子と同じ練習
✔ 同じスピード
✔ 同じ回数
これを続ければ、差は広がります。
でも、
- 距離を変える
- 回数を増やす
- 待ち時間をなくす
- 失敗してもすぐ次が来る形にする
こうした 練習の設計を少し変えるだけで、
追いつくまでの時間は驚くほど短くなる
ということを、私は何度も見てきました。
このケアをしないまま進むと、
- 試合経験の差
- 自信の差
- 「どうせ自分は…」という気持ち
が生まれてしまいます。
それは、本当に避けたい未来です。
自分の子どもたちも「不器用スタート」でした
実は、
私自身の子どもたちも、最初は決して器用なタイプではありませんでした。
-
息子は 不器用なスタート から中学硬式野球へ進み、
現在は 高校野球に向けた準備段階 にいます。 -
娘は 小学4年生、試行錯誤を重ねながら
チームのレギュラー としてプレーしています。
特別な才能があったわけではありません。
やったことはただ一つ。
👉 **「今の段階に合った練習」と
👉 「無駄な待ち時間をできるだけ減らす工夫」
に向き合い続けたことです。
このブログで伝えたいこと
このブログでは、
- 不器用な子がつまずきやすいポイント
- 「できない」を「できる」に変える練習の工夫
- 待ち時間を減らし、全員が動き続ける練習設計
- 親・指導者ができる現実的な関わり方
を中心に発信しています。
「うちの子だけできない気がする」
「練習しているのに、成長が見えない」
そんな不安を抱える保護者や、
悩みながら現場に立っているお父さんコーチの
ヒントや安心材料 になれたら嬉しいです。
最後に
野球もソフトボールも、
できない時期があって当たり前 のスポーツです。
でも、
何もできない時間が長く続けば、
子どもは静かに自信を失っていきます。
少し立ち止まり、
その子に合った入り口と、
無駄の少ない練習環境を用意するだけで、
景色は大きく変わります。
このブログが、
「できない子が、置いていかれないための場所」
そして
「できない子が輝き始めるきっかけ」
になることを願っています。
