できない子が輝くキャッチボール練習法(捕球編)①

〜怖さをなくし、自信が芽生える小さな一歩〜

こんにちは。
少年野球で「できない子の上達」をサポートするコーチ、urinokiです。

今回は、「キャッチボールが苦手な子」のための練習方法をご紹介します。
特に、ボールが怖かったり、思うようにグローブが使えない子には、ぜひ試してほしい内容です。

キャッチボールが苦手な子、いませんか?

少年野球の練習で差が出やすいのが、キャッチボール。

・ボールが怖くて、つい避けてしまう
・グローブを体から遠くに出してしまう
・うまく取れずに自信をなくしてしまう

こういった子は珍しくありません。
でも、大丈夫。ステップを踏んでいけば、必ずできるようになります。

練習①:膝立ちキャッチボール(基本)

まずは**「怖くない」状態をつくること**が最優先。
グラウンドより、家の中や玄関先など落ち着いた場所がベストです。

  • 子どもは膝立ち。グローブ側の膝を立てて、肩の前にグラブを構えます
  • 柔らかいボールを、下投げでそっとグラブに投げ入れます
  • 「グローブに入る」瞬間を、楽な気持ちで“見られる”状態を目指します
  • グラブは無理に閉じなくてOK。芯に当たったら大成功!

Point

怖さゼロの状態をたっぷり経験させましょう。

練習②:少し動かして取る

①の延長です。膝立ちのまま、少し左右にグラブを動かすような場所へボールを投げてみましょう。
それでも「入った!」という成功体験を積み重ねます。

練習③:逆シングル(体の向きを変える)

同じく膝立ちで、今度はグラブを逆シングル方向に構えます。
体の向きを少し変えるだけでOK。
グラブが体より投げる人側になってしまう子が多いので、
胸の前にあるかは注意して見てあげると良いです。

※ここまでは家でできる練習。むしろ家の方が「他の子と比べられない」ので効果的です。

練習する側の注意点:投げる側の難しさとボールの選び方

練習になるボールを**“適度なところに投げる”のは大人でも難しい**です。
はじめは、ゆっくり・やさしく・確実に成功できる距離と強さで。

また、柔らかいボールは最初の練習にぴったりですが、
「他の子と違うボールは使いたくない」と感じる子もいます。

そのときは無理に押しつけず、本人のやる気に寄り添って調整していきましょう。