野球やソフトボールの悩みを解決!バッティング編ートップの位置ー

今回は、トップの位置について、考察したいと思います。

構えはそれぞれ。でもトップの位置は普遍的。

前回、まずはモノマネをしながら、強く触れるようにする、
ということを記載しました。その中で、
できるだけ早く理解出来たらよいのは、トップの位置と形だと思います。
踏み込む瞬間あたりの手に注目させると良いです。
これが面白いくらいどのバッターも同じくらいの位置で、
外国人選手と日本人でも基本は同じなのだなと感じます。
たとえば、デスパイネ選手のトップの位置を調べたときは、
そのキレイさに息子と一緒に驚いたものです。

※2019年7月21日追記
楽天のブラッシュ選手の独特なフォームでも、
トップの位置は他の選手と同じ位置ということがわかり、
これを見せたことで、息子の納得度がより上がったように思います。

子どもたちに、最短距離で!とか、上からたたく!
というと、間違ったトップの位置から、間違ったスイングをするので、
こういう風に言われて育ってきた、
私たちの世代はとても注意する必要があります。

私は、上からたたくを意識しすぎた結果、切るようなスイングになり、
ポップフライしか上がらなくなった過去があります。
その間違いに気づくまで、6か月くらいかかり、
それも要因の一つとなって高校で野球を続けることはありませんでした。

ただし、このトップの位置というのも、力んでしまっては意味がないので、
あらかたこの辺、というところを感じてもらうくらいが
最初はよいかもしれません。

文明の利器を活用しよう!

自分で構えると、どこに違いがあるかはわかりにくいものです。
大人の自分たちでもそうなので、小学生はなおさらです。
スマホでプロの選手の例を見せてあげて、
そのうえで写真や、スマホのスロー撮影の機能をつかって
本人のスイングとの違いを話し合えるといいですね。

スマホのスロー撮影は非常に便利です。
これ無しでは、高校という一番伸びるであろう時期に
野球に取り組まなかった自分レベルの目では、
個人にしっかり指導できません。

ちなみに、トップの例はフリー素材のイラストで示すと、

こんな感じです。肩と耳の間くらい、
腕は右バッターなら、左手はピンとは伸ばさず、
右肘が直角に近い形、というのが、言葉で説明した場合です。
小学生には難しいと思うので、自分は、力を抜いて、
大谷選手の真似をしてみよう!が一番伝わりやすいのではないかと思います。
大谷選手でなくても、その子が好きな選手がいれば、
その真似でよいと思います。ただ、足を上げて振る振り方は
はじめはバランスを取るのも難しいと思いますので、
出来る限りすり足の選手に誘導してあげても良いかと思います。

トップの位置だけがよければいいということでは、もちろんありませんが、
最短距離で!ということは、よく指導するときに言ってしまいがちです。
しかし、以前も記載しましたが、
最短距離=顔の近くにトップをもってきてしまう子が多いんです。
指導する側がそれに気づけばいいですが、
放置すると強い打球が飛ばなくなります。
その状態で、振ったらカコーンと音がする、

上記のような(下手ですいません)トレーニングバットを使用すると、
びっくりするくらい変なタイミングで音が鳴ります。
中学の時、その理由がわかりませんでした(笑)

日本の文化は学ぶ=真似ぶの文化。
まずは、プロの打ち方とどこが違うのか、
一緒に考えるところから始めていきましょう!

※初めての子に振り方を教える場合はこちらを参考にどうぞ。

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